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この数カ月、立て続けに米国の偉大なロックボーカリストであるChester BenningtonとChris Cornellが自殺で自らの命を絶つというニュースは、ここ日本の音楽ファンの間でも大きな衝撃と悲しみに包まれました。特に、Linkin Parkはこの11月に数万人を動員する予定であったチケット完売の来日公演直前でもあり、私たち音楽ファンに与える衝撃と影響、そして心理的混乱はとても大きいものです。

米国では十数分に一人の割合で自殺が発生している中で、その90%は精神的なメンタルケアで防ぐことができたのではないかとの調査結果があります。米国のみならず日本を始め先進国では自殺の防止への取り組みが切実な問題として警鐘されていますが、悲劇は繰り返されています。 ここ日本でも15〜24歳の自殺率は増え続けていると言われ、特に15〜34歳の自殺死亡率は事故で亡くなるケースの約2倍と米国やフランス、イタリアの事故が自殺を上回る死亡率の諸国と比較しても突出しています。さらに20〜44歳の男性の死亡原因のトップは病気や事故ではなく自殺であるという異常な社会環境にあります。

今回の二人のボーカリストの死を偲ぶと共に、日本の音楽ファン(そのほとんどは10代〜30代です)に自殺を防ぐ道標が社会では用意されていることをあらためて認識してもらう機会が急務と考えています。

大好きだったアーティストの死がニュースとしてだけで風化する前に、意識確認の為のイベントを開催し、有名アーティストだけでなく、自分自身や周辺にも実はとても身近である自殺の悲劇というものを、もう一度見つめなおす機会を湿っぽくなく催せられたらと思います。

9月10日は《世界自殺予防デー》とされています。
世界的にはイベントや活動が活発であるにも関わらずなぜか日本ではあまりフォーカスされていないのが現状です。しかし、実際には多くの自殺防止支援に取り組む政府認定の団体やNPO法人などが活動をしています。 その中で「日本の20代自殺うつ問題を、同世代の支え合うモデルで解消できる未来を目指す。」を理念に20代のスタッフが中心となって自殺予防支援を行う団体の存在を知りました。 家族だけでなく自身の原体験から心の病の社会課題が引き起こす社会構造を分析し「誰もが、そばに居て、自分を受け入れてくれる人を見つけること」が、最も課題解決のために必要な答えであると考えた20代の代表が立ち上げた《NPO法人Light Ring》です。

 この《世界自殺予防デー》から始まる《日本自殺予防週間》にあわせて、誰ひとりとして悩みのない人間は存在しないからこそ、我々お互いが、《独りではないハッピーな時間と空間》を国内外のロックバンド、アコースティクライブやパフォーマーと共有する場を催したいと思います。

 東京・大阪・名古屋と行うこの国内外のアーティスト参加のチャリティーイベントの実行委員会を発足します。なお、この収益のすべては国内の自殺予防支援団体および両ボーカリストの遺族に寄付されます。